
FXトレードのテクニカル分析で一番大切なことは、
おそらく、【為替の基本】だと思います。
この内容は、
基本だけど、忘れがちなことで、
知っていても、使いこなせなくて、みんな諦めてしまうような内容です。
(使いこなせれば、トレードで勝ちやすくなるので、かなり有料級の内容かもしれません。逆に、使いこなせないと思って、諦めてしまって、他のテクニカル指標や手法を探してしまうと、さらに勝てなくなる可能性の方が、どんどん高くなると思うので、要注意です。)
それは、
「為替はなぜ上がるか?」
「為替はなぜ下がるか?」
という、為替相場の軸になる本質的な部分で、
ほんとうに基本的な部分になります。
例えば、
為替が上がる時、
①例えば、ドル円・USDJPYが上昇する時、
なぜ上がるか?というと、
ドルが円よりも強く、円がドルよりも弱いからです。
逆に、
為替が下がる時、
②例えば、オージードル・AUDUSDが下落する時、
なぜ下がるか?というと、
オージーがドルより弱く、ドルがオージーよりも強いからです。
さらに、
為替が上にも下にも動きにくかったり、想定外の動きをする時、
③例えば、ユーロ円・EURJPYが動きにくい時、
なぜ動きにくいか?というと、
ユーロと円の強弱が、あまり明確ではない状況だからです。
このことから、わかることは、
FXでトレードする時は、
少なくとも③だと判断できる通貨ペアは、まずは、トレードの対象にするべきではなく、
できるだけ①だと明確に判断できる強い通貨を買ってトレードするか、②だと明確に判断できる弱い通貨を売ってトレードするということが、もっとも大切で、適切なトレードの考え方だということがわかると思います。
さらに、
これらのことを踏まえた上で、
一般的なテクニカル指標や、インジケーターについて考えてみると、
チャートは、移動平均線がゴールデンクロスしたから上がるのではなく、ゴールデンクロスした後、きちんと通貨の強弱が維持できていたから上がった、という解釈をする方が、自然で、適切な考え方と、わかると思います。
逆に、移動平均線がゴールデンクロスしたのに上がらなかった時は、通貨の強弱が維持できなかった、と解釈する方が、自然で、適切な考え方だということが、わかると思います。
また、
さらに言うと、
エリオット波動などが理想的な形になる時は、①と②のように、通貨の強弱がはっきりしている場合が多く、
反対に、③のような状況の場合では、エリオット波動の形は、不規則になりやすく、押し目がかなり深かったり、イレギュラーでわかりにくい形状になりやすい、
ということもあると思います。
(あくまでも個人的な見解です※)
以上です!(^^)!
何かの参考になれば嬉しいです◎